2017年8月8日火曜日

目指す所

3ヶ月毎に、お口の中を綺麗にする予防メンテナンスに通い続け、自分の調子を維持する感覚を知る。
これが、私のお部屋に来られる患者様の共通項です。

技術職は、その人それぞれの特色が現れます。

方法は同じでも、どんな心意気で患者様をお迎えし、施術するかによって、伝えたい事は話さなくても伝わるものです。すると、自分のスタイルが出来上がってきます。


類は友を呼ぶということわざがありますが、たまたまご縁があって担当させていただく患者様、お互いのすり合わせにより、よりお互いの目指すところに向かいつつ、融合されてくるのではないかと思うのです。

自分の体のサインは、どんなときに、どのように出るのか、毎日調子よく働けるように、普段から自分の体に愛情をかけて、お手入れするってどういうことなのか?

うまくいかない日があったって、それはその時、責めたりしない。

調子が悪くなってはじめて自覚するのかも知れません。

必要性を感じて、徐々にお手入れが手慣れる人もいるでしょう。

頭でわかっていても、なかなか届ききらないところもある。

そんなバランスを取りながら、毎日を過ごしている。


私は、そのほんの一部に関わるだけだで、多くはその人の生活と、心構えに託されている。

「お口のトラブルが起こらないように、メンテナンスを受ける」というのがよく説明で使われるが、そこに依存性があっては、本当のメンテナンスにはならない。

快い自発性を促すために、全体のバランスをみる。

より自分の調子を知ることが、自分と向き合い、付き合う一番の方法。

自分の体にしたほうがいいこと、しないほうがいいことは、本人が一番わかっている・・・はずだけれども。

口の中の病気だけれども、口の中だけの話ではない。

この専門職はミクロの単位で、視野を狭く掘り下げいていくが、今、自分がどの位置にいるのかわからないまま、枝葉を伸ばしては、根っこが抜けちゃうよ。


Cat, Yawn, Feline, Close Up, Whiskers



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