これが、私のお部屋に来られる患者様の共通項です。
技術職は、その人それぞれの特色が現れます。
方法は同じでも、どんな心意気で患者様をお迎えし、施術するかによって、伝えたい事は話さなくても伝わるものです。すると、自分のスタイルが出来上がってきます。
類は友を呼ぶということわざがありますが、たまたまご縁があって担当させていただく患者様、お互いのすり合わせにより、よりお互いの目指すところに向かいつつ、融合されてくるのではないかと思うのです。
自分の体のサインは、どんなときに、どのように出るのか、毎日調子よく働けるように、普段から自分の体に愛情をかけて、お手入れするってどういうことなのか?
うまくいかない日があったって、それはその時、責めたりしない。
調子が悪くなってはじめて自覚するのかも知れません。
必要性を感じて、徐々にお手入れが手慣れる人もいるでしょう。
頭でわかっていても、なかなか届ききらないところもある。
そんなバランスを取りながら、毎日を過ごしている。
私は、そのほんの一部に関わるだけだで、多くはその人の生活と、心構えに託されている。
「お口のトラブルが起こらないように、メンテナンスを受ける」というのがよく説明で使われるが、そこに依存性があっては、本当のメンテナンスにはならない。
快い自発性を促すために、全体のバランスをみる。
より自分の調子を知ることが、自分と向き合い、付き合う一番の方法。
自分の体にしたほうがいいこと、しないほうがいいことは、本人が一番わかっている・・・はずだけれども。
口の中の病気だけれども、口の中だけの話ではない。
この専門職はミクロの単位で、視野を狭く掘り下げいていくが、今、自分がどの位置にいるのかわからないまま、枝葉を伸ばしては、根っこが抜けちゃうよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿