2017年7月19日水曜日

過去の清算

歯周病から、脱出したい人は多くいる。
逆に、慢性的な歯周病にかかっているのに、それとは知らずにずっと気づかないまま、歯医者さんで「実は深刻な状態だった」と後から気づく人もいる。

歯周病は、まず毎日の汚れを、ちゃんととっておけば、そうかかることがない。


なぜならば、
例えて私がもし歯科衛生士になっていなかったら・・・間違いなく、歯周病になって、今頃は歯茎から血が出るのが当たり前で、時々腫れたり、うずいたり、口臭が気になったりしているのかもしれない。

その兆候は、専門学校に入った頃の、自分の口の中の記録を見るとわかる。

「危なかった〜、私の歯、なくなるところだったよ〜。」

こう思えるのは、実は両親も歯周病経験者で、今の私の年齢ですでに歯周病にかかっており、それが原因で抜歯の経験もしている。

しかし、今となっては自分が将来、歯が抜け落ちていくとは、想像しにくい。

何が変わったか。

ズバリ!専門学校に入ってから、すぐに自分に必要なセルフケアにとりかかったこと。

セルフケアの方法は、先輩とペアを組む実習で教えてもらった。
自分が一年後に、こんな先輩みたいになれるのかと思うと、あこがれの的であり、目標でもあった人から教えてもらう。
先輩は必死な様子で、調べものをしながらいろいろと教えてくれたが、その様子が素敵で眩しくて仕方なかった。

おかげで私の口の中の環境は、みるみる変わり、当時歯磨きをすると、歯肉から出血するのが常だったがそれもすっかりなくなり、歯周病と縁を切るに至った。


過去、放置したばかりに、じわりと忍び寄る慢性病。

精算しなければならない時は必ず来る。





それには、
自分にあった方法を探していく。
鏡をよーく見て、歯ブラシの毛先の行方を確かめる。

歯垢はこすれば取れる、を徹底的に習う。毎日練習。


慢性病だからと諦めることはない、どうして慢性になったかを知れば、歯磨きは「ただ磨く」から、「歯磨きせずにいられなくなる」状態にかわる。


そして、歯磨きの楽しみ方を知る。

今年、メンテナンス歴5年を迎える患者様が、教えてくれました。
今まで何も知らなかったけど、歯があることがこんなに大切だったなんて、知れてよかったし
他の人にも知ってもらいたい。
「人間ドックより、メンテナンスの実行なり」

自分のための時間を確保する人が、増えてきました。

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