買うものが、決まっていると、同じ場所には行くけれど、興味のない商品に目を向けることは少ない。ましてや、職人が必要とする、材料・資材などは、女性やサラリーマンにとって縁遠い場所かもしれない。
実家の両親が、しばらく滞在。
たちまち、家の改造の作業が始まる。
車に乗らなくなった父親の代わりに、普段買わない物を、ともに買い出しに行く。
セメント
砂
ブロック、水平器
「これ、くださ〜い」
何に使われるんですか??
「えっと・・・、ブロックを積んで、その上に、雨水タンクを置くんです」
ほ〜う
こんなやりとりを、店員さんとしながら、家に帰る。
早速、左官業のお手伝いをする。かなり、地道な作業。
今年から、家庭菜園をすることになり、両親のてほどきのもと始まった。
水やりは必要だから、こうやって雨水ためて、面倒見てねと、巨大タンク設置。
雨といから、水が流れこむ仕組み。
「へー、こうやって出来上がってくるんだ。」
と、作業に関われるから、中身がわかる。
両親から学ぶことは、限りなくある。
素人の私は、まず買い物から関わり、手にしたことのないものを見て、その使い方を知る。
今度は、雨よけの屋根を作る。・・・どうやって?
また、買い物から始まる・・・。クランプ、単管パイプ、ビス数種類・・・
長いロープを用意して、長い材料を買いに行く。コレ、非日常。
見向きもしなかった世界に、目を向けると、見る目も変わる。
手間をかけて、地道に出来上がる様子を見ながら、オリジナル職人の世界の中で育ってきた自分を振り返る。
人それぞれ、簡単に真似できないオリジナルをもっている。
それは、出さなきゃもったいない。
出してこそ、光が当たり、らしさを生み出し、影響力が広がる。
「自分」とは、どんどん外へ発信してそこ、自分を楽しめる。
買い物、楽しかったね。
お父さん、今回もお世話になります。ありがとう。
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