2016年12月21日水曜日

興味を引く瞬間

小さな子どもに、おもちゃを見せる。

そんなとき、あらゆる理由が大人に潜んでいる。

静かにしてほしい
遊びに夢中にさせておきたい
集中する時間を作らせたい
喜ぶ姿をみたい
どんな風に遊ぶのか?

自由に遊ばせたいなら、放っておいて何に興味かあるのか、試したいところ。

しかし、ここぞとならそこは外さず、狙いを定めて、丁寧におもちゃの入り口へ招待する。
ここを失敗したら、無垢な心と交信できない。

その子に合いそうな、とっておきの一つを選び
私に対して違和感がない関係、・・・とは、いたってありのままで自然。

大切な一つを見て欲しい気持ちを、送るように
丁寧に、ゆっくりとおもちゃを扱ってみる。


大人は、そのおもちゃの結論を知っている。
そこを早く見せたい気持ちを、全面に出して「ほらほら、こうなるよ。」と、先に扱いきってしまったら

それが一番がっかりだ。


十分認識できる早さで目の前でみせる・・・・。

私の視線はただひとつ、相手の目の動き。
視線の先を追わず想像しながら、自分の手元のおもちゃをゆっくり動かす。

それから、聞いてみる
「やってみる?」

視線を外さずに素直に、手を伸ばしてくれる。 可愛い瞬間だ。


そんなチャンスが私には、自分の子どもにも、他人の子どもに対しても、また年齢を幅広くしても、幾度とあった。

その楽しみ方がようやくわかる頃、また新たなステップがやってくる。

私にできること。
形はモヤモヤしてるけど、人の心へ、何かを届けて喜んでもらえることを。
今年もお気に入りのリースを作る





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