就学前の子ども達 。
一日の終わり に近づく頃、夕食が終わって、 あとお風呂と寝るだけだ ー!ゴールはもうすぐだー!
夕食の片付けをしているあいだに 「兄弟でお風呂に入っておいで」 と言って 一筋縄に行ったことはあまりない 。だからお風呂に入っていただくために、 あらゆる手段を取ったものだ。
大した理由は無いと思うのだが、
「 お風呂に入って!」というと、
あたかも正当に、「 嫌だ!!」という。
長男が一声あげれば、下の子もなぜが、もっともらしく口をそろえて同じセリフをいう。
まったくこれまた、困ったもんだと思うが こちらだって大人の知恵を使わねばなるまい。
この時に とにかく想像力というものが かなり必要だった 。
なんせ、このタイミングで必殺の 、「魅力的 な想像」を投げかけなくてはならなかったから。 それは私への挑戦でもあった。
それらの一つに「 レジャーシート作戦」 というのがあった。
遠足などで使用済みのレジャーシート、洗いたいが大きすぎて なかなか洗いにくい。 そこで お風呂で洗おうと思っていたところ、
例による抗議、すかさず、
「お風呂でレジャーシートしいて(排水口)塞いでみたら・・・海になったりして?」(これで行くか!?)
たちまち 目が輝きだし、回れ右で走りだす。(母:よっしゃー!!)
今でも、走り去ったあのかわいい後ろ姿たちを、忘れられない。
またある時は・・・・・・
新しい 灯油ポンプ、 子ども一人につき1 ポンプ。 プラス短めのホース1本。
ポンプから水を汲み上げて掛け合いっこしながら体を洗う。お風呂のドアも洗う。天上も洗う・・・水浸しだった。
この経験から、水位の高いところから低いところへ、ホースやポンプを通して水が流れ出ると学んだそうな。
この時はお風呂行動が早かった。
あれから、数年経っているが、子どもと一緒に買い物へ出かけ、ふと、灯油ポンプの商品を見て、「(私の)ピンクのは?」と思いだしたことから、忘れかけていたアルバムが開かれた。
そうそう、ピンクのポンプは1,5倍汲み上げ可能っていう・・・代物だったよね。
我が家の子たちは、いろいろ楽しい遊びをしてきた。
自由を、楽しんでいた。その様子に、幸せを感じていた。
私の育児の喜びは、大人の発想を超えてこそやっと、子どもしか入る事のできない聖域に少し近づける瞬間に喜びを感じた。
0 件のコメント:
コメントを投稿