2015年7月22日水曜日

イメージを高めるには

私は独身時代、衛生士の免許を持ち、限られた分野以外は、ただの凡人でした。
ことに、料理に置いては、凡人どころか、食べることは好きだけど、作ることに全く無頓着で、苦手意識もたっぷり溜め込む、後ろ向き人間でした。

なぜ、料理が苦手だったのか?

それは、料理に興味があり、料理することが自然になった今なら、答えがわかるのです。

問題は、「イメージできる力が、空っぽ」に近かったからです。


それに気づいたのは、愛娘の料理に対する興味を、そばで見ていたからです。

私の過去の経緯から、料理好きな女の子にと、苦手ならないためにはどうすればいいかと考え、
興味を持ったその時に、すぐさまGOサインを出すべく、料理作りに参加させるようにしました。

興味に合わせて、包丁を持ったのは娘2歳の頃でした。
性格的にも、じっくりゆっくりタイプだったので、少し時間をかけて、野菜を切らせて見ました。
「けっこう、いけるね・・・。ん〜、これからもお願いするよ。」


興味を持って、「これ、どう使うのか?」とか、「やってみる?」と聞いて、「やる。」と答えたその時は、
とても集中して、丁寧に教えます。
一度、丁寧に教えておくと、その次は自分で進んでいけるようで、本人なりのやり方を自分で見つけるみたいです。
特に刃物は、扱いがわかると、便利です。ハサミも同様に(これは、かなり早い時期に子どもからリクエストがかかります)

興味の基礎をしっかり固めれば、あとは、聞かれること以外は口を挟まずに子どもを信じて自由に。
やはり、応用編は本人が編み出します。ケガもしますが、大きくはありませんでした。

これを、料理✕娘とすると、
まず、調味料や、元なる味をよく知っているという事です。

醤油
梅干し
ごま、ごまペースト
焼き海苔、青のり
みそ
マヨネーズ
ケチャップ
ソース
砂糖(てんさい糖かきび糖)
とまあ、この種類をマスターしているので、自ずと「サラダつくる〜」となるわけです。
彼女の、複雑なドレッシングであえられた、野菜サラダは、いつも美味しいです。毎回配合の関係で味も、違います。
昨年10歳娘への、お誕生日プレゼント

味見をしては、「んー、塩かな・・・。」と、いろいろ考えて作っています。
娘と台所に立つのは本当に楽しいです。

私が、料理でわかっていなかったのは、ひとつひとつの基礎的なことでした。
それをよく知れば、イメージが湧きやすくなります。

料理法をみて、方法は書いてあっても、どんな状態になるかのイメージがわからなければ、ゴールが見えないのです。
イメージがあると、こんな感じになったらできあがりという、ゴールが見えてきます。

私の遅がけ、料理の勉強は、
我が子の離乳食から始まり、
夫が料理好きなため、真似するがなかなかうまく行かず・・・、
5年前に鮮魚を売るバイトに関わり、魚を1匹まるごとさばく練習がはじまり、
遂に3年前、はじめて真剣モードで、正食料理教室に通いました。

この、料理教室は、それこそ、メニューはあるものの、方法のみ書いてあり、その状態は書いてないのが特徴のテキストで、状態を自分で書き込んで学んでいきます。
テキスト文字よりも、書き込み量がびっしりあり、あとで読み返してもいつでも思い返して作れます。
今となっては、私の大事な料理本です。

ながく、眠りこけていた、私の才能がようやく、開花をはじめた料理分野、そのポイントは、イメージに必要なパーツを取り揃え、試し、繰り返すことでした。

才能は、誰でも、どの分野においても、開花する可能性は充分あるそうです。

「やったら、できる!」って、何にでも当てはめられます。できないことは、ないのです。

自分は、できないと最初に決めているのは、その力量よりも、自分の勝手なマイナス妄想がイメージすることさえ、ストップをかけていたのでした。


考え方は、技術です、出来ると信じて、またはできたらいいなと願って、それに必要なことを考える些細なことが、一歩一歩の、始まりでした。







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